[検証]インフレーターマット比較!寝心地重視vsコンパクト重視 

キャンプ道具

「キャンプの夜をもっと快適に過ごしたいけど、マットは寝心地を優先すべき?それとも軽量・コンパクトさを選ぶべき?」——そんな迷いを抱えていませんか?
結論から言えば、最適なインフレーターマットはキャンプスタイルによって異なります。オートキャンプや長時間の滞在では寝心地重視が快適さを左右し、徒歩や登山キャンプでは軽さと収納性が移動の負担を大きく減らします。
この記事では、寝心地重視タイプとコンパクト重視タイプのインフレーターマットを実際に比較し、厚み・断熱性・設営のしやすさ・収納性などの観点から、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説します。どちらを選べばいいか悩んでいる方に、判断のヒントをお届けします。

寝心地重視とコンパクト重視のインフレーターマット、どちらを選ぶべきか

キャンプスタイルによる優先ポイントの違い

同じキャンプでも、移動手段やシーズン、滞在時間で必要条件は変わります。車移動が中心でテント泊を自宅並みに快適にしたいなら、厚みとフォーム量が多い寝心地重視タイプが向きます。車載スペースが限られている場合や、徒歩や公共交通、登山を伴う行程なら、重量と収納径が小さいコンパクト重視タイプが行動の自由度を高めます。

それぞれの特徴と適したシーン

寝心地重視は体圧分散と静音性に優れ、冷えや凹凸の強いサイトでも安定します。家族や初心者のキャンプでも失敗が少なく、連泊で差が出ます。コンパクト重視は軽量・短時間設営が魅力で、ソロやミニマル装備のキャンプ、ツーリング、縦走で真価を発揮します。

寝心地重視タイプの魅力と注意点

厚み・クッション性がもたらす快適さ

フォームがしっかり入った自動膨張式は、肩や腰の沈み込みを均等に受け止め、横向きでも底付きしにくいのが強みです。寝返り時の揺れや音も少なく、テント内での睡眠が深くなります。厚みも様々なものが販売されており、状況に合わせて選ぶことができます。

高断熱で寒冷地や冬キャンプにも対応

フォーム層は空気のみの構造より熱を伝えにくく、R値が高いモデルは地面からの冷気を効果的に遮断します。晩秋や冬のキャンプ、標高の高いサイトでも背面が冷えにくく、翌朝の体調に直結します。

デメリット:重量と収納サイズの大きさ

快適性の代償として、丸めた直径が太く重量も増えます。バックパックの容量を圧迫しやすく、徒歩移動では負担になります。撤収時はフォームの復元力に抗うため、丁寧な空気抜きの手順が必要です。

コンパクト重視タイプの魅力と注意点

軽量・省スペースで持ち運びやすい

空気層主体の薄型設計は、収納サイズが細く軽量です。デイパックにも収まりやすく、行動距離が伸びます。キャンプとアクティビティを組み合わせる旅でも荷物の総量を抑えられます。

設営・撤収がスピーディー

バルブ構造がシンプルで空気量も少なめなぶん、膨らませる時間が短く、撤収も素早く完了します。到着が遅れた日や早立ちの朝でもリズムを崩しません。

デメリット:クッション性や断熱性の限界

厚みが控えめなため、硬い地面や石が多いサイトでは底付き感が出やすく、R値も低めです。冷え込みが強い時期のキャンプでは、クローズドセルマットを重ねるなど対策が必要になります。

実際に比較!寝心地重視vsコンパクト重視インフレーターマット

今回比較したのは、ファミリー向けのインフレーターマット代表のコールマン キャンパーインフレーターマットダブルとコンパクトタイプからはコンパクトインフレーターマット/S Coleman(コールマン)
どちらもコールマンで検証しました!

比較①:寝心地(厚み・フォームの質感)

コールマン キャンパーインフレーターマットダブルはフォーム密度が高く、面で支える安定感があります。ある程度までは自動で膨らむので、最後にお好みの硬さまで空気を入れます。2枚連結することが可能で、家族で寝る際に便利です。5cmの厚さで、フォーム密度が高く、面で支える安定感があります。寝ていて地面にあたることはありません。

コンパクトインフレーターマット/S Coleman(コールマン)は反発が高めで初期のフワッと感はあるものの、荷重が集中すると沈みが速い傾向があります。横向き睡眠派は前者が有利です。寝がえりの時など、一ヶ所に圧がかかると、地面にあたる感覚があります。少しカサカサ音が気になる感じがありますが、音に敏感でなければ、十分に眠れます。

比較②:断熱性(R値・保温性能)

コールマン キャンパーインフレーターマットダブルはR値も高く、地面からの冷えを感じることがありません。春秋〜冬のキャンプまで幅広く対応します。コンパクトインフレーターマット/S Coleman(コールマン)は3シーズン中心で、地面が冷える高原では背面の冷えを拾いやすくなります。

比較③:設営・撤収の手間

コールマン キャンパーインフレーターマットダブルは自動膨張で七割方までは放置でOKですが、最後の微調整と撤収の空気抜きに時間がかかります。コンパクトインフレーターマット/S Coleman(コールマン)は空気量が少なく、短時間で完了します。付属の収納袋を空気入れとして使用することもできます。特に撤収は圧倒的にコンパクトインフレーターマットの方が早いです。

比較④:収納サイズと重量

最も差が出るのは収納サイズ!コールマン キャンパーインフレーターマットダブルは直径・重量ともに大きく、オートキャンプ向きです。コンパクトインフレーターマット/S Coleman(コールマン)はバックパックやサドルバッグにも収まり、移動の自由度を維持できます。

インフレーターマットを長く使うためのメンテナンス

正しい空気の入れ方と抜き方

設営は就寝の少し前に膨らませ、フォームを馴染ませてから最後に硬さを微調整します。撤収は平らにしてから半分に折り、体重をかけて空気を押し出すと効率的です。

保管時の注意点

帰宅後は汚れと湿気を拭き取り、日陰で完全に乾かします。長期保管はバルブを開け、緩く巻くか平置きにしてフォームの圧縮癖を防ぎます。

破損時の応急処置方法

ピンホールは水で泡を確認して位置特定し、付属パッチで圧着します。フィールドでは一時的にテープで塞ぎ、帰宅後に常温で再接着すると安心です。

まとめ:自分のキャンプスタイルに合ったマット選びで快適さをアップ

選び方のポイント総復習

キャンプの快適さは睡眠で決まります。寝心地を最優先するか、行動の軽さを最優先するかを起点に、厚み、R値、設営性、収納性、価格のバランスを見極めましょう。

それぞれのタイプのおすすめユーザー像

長期滞在や家族キャンプ中心なら寝心地重視、移動距離が長いソロや登山主体のキャンプならコンパクト重視が合います。自分のスタイルに沿った一枚を選べば、テント泊は確実に心地よくなります。

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